人間と自然との調和的共存への飽くなき挑戦。
人類の福祉と平和に貢献する教育と研究を推進するために…。
生物生産学部で日々繰り広げられる、あらゆる生物たちの研究、育成、捕獲、時としてバトル。師弟、同士、戦友として、日々切磋琢磨し続ける“研究人”たちの本音の対談をお届けします。
Vol.3
2018.09
現場と研究室。両サイドからの視点で新たな研究を展開。
教授
家畜生体機構学研究室 教授
磯部 直樹
大学院生
広島県農業共済組合 技師(臨床獣医師)
家畜生体機構学研究室 博士課程後期 学生
鈴木 直樹
生物生産学部、同大学院修了後、そのまま広島大学で研究を続けている磯部先生のもとに、この春から博士課程の学生としてやってきた鈴木さん。彼は臨床獣医師と社会人大学院生という2足のわらじを履いて奮闘中だ。2人を結ぶのは、自給率100%(※)の飲用牛乳の生産量を左右する、とある牛の病気。かたや農学、かたや獣医微生物学という別々の視点からのアプローチは、研究の場を同じくすることで、共通の目標に向けて、新たな歩みを始めている。
※農林水産省「食料需給表」の飲料向け生乳国内生産量・国内消費量仕向量から算出
Vol.2
2018.05
広島大学での学びから研究人となるまで。それぞれの歩み。
講師
酵素化学研究室 講師
藤川 愉吉
助教
酵素化学研究室 助教
末川 麻里奈
同じ研究室ですでに数年間、研究をともに進めてきた2人。いずれも学部から大学院まで生物生産で過ごしてきた2人だが、藤川先生は実は別の研究室の出身であるという。2人の間に共通するもの、異なるもの、さらには、所属する研究室への想いまで、改めてじっくりと語り合った。2018年度から晴れて研究職に就いた末川さんに向けて、身近な先達である藤川先生からはどんな期待が語られるだろう。
Vol.1
2017.12
生物生産学部で研究するということ。その価値とは。
教授
水圏資源生物学研究室 教授
坂井 陽一
研究員
水産増殖学研究室 博士研究員
笘野 哲史
片や、浅海魚類の社会構造や繁殖戦略を個体レベルで明らかにする行動生態学的研究を中心とする坂井教授。片や、アオリイカ属の資源構造に関する研究で注目を集める若手研究者・笘野さん。関心や研究対象、研究手法などを異にしながらも、同じ水圏の生物に秘められた大いなる謎の解明に向けて、荒波をもものともせず挑んでいく研究人ふたりが、ひととき思いの丈を語り合った。